データの保守(バックアップと最適化)
データをバックアップ/リストア/最適化します。

- データのバックアップや最適化などの作業は、メンテナンス時間を設定するなど、ユーザーが「Office 7」にアクセスしない時間帯に行ってください。ユーザーの操作中にバックアップ作業を行うと、操作前までのデータしか保存されないなど、データに差分が生じる場合があります。

- サービスライセンスを購入している場合は、定期的に最適化やバックアップを行うこともできます。
データをバックアップする
データをバックアップします。
- データが破損したときや、誤って必要なデータを削除してしまったときのためにデータをバックアップします。
- バックアップするディレクトリ/ファイルを、外部媒体(磁気テープ/CD-R/MO/別のハードディスク等)に手動でコピーしてバックアップを行います。

- バックアップするディレクトリは次のとおりです。
- (インストールディレクトリ)/cb5/data/
- (インストールディレクトリ)/cb5/file/

- ロギングで保存しているログのデータをバックアップする場合は、次のディレクトリもバックアップしてください。
- (インストールディレクトリ)/cb5/log/
- データのバックアップの処理は、スケジューリングサービスを停止してから行ってください。スケジューリングサービスの停止/開始/再起動については、『よくある質問と答え(FAQ)』 を参照してください。
- 目的のディレクトリのファイル構成を確認する
- 必要なデータを、外部媒体などにコピーする

- 市販バックアップソフトの「MediaKeeper(株式会社コム)」などを使用して、バックアップする方法もあります。
- データベースファイルの修復について
「Office 7」では、データベースファイルを自動的に保存しています。ユーザーの各動作が正常に終了されなかった場合は、次のエラー画面が表示され、 をクリックするとデータベースファイルを自動的に修復します。ただし、添付ファイルは修復されません。
データをリストアする
データをリストアします。
- バックアップしたファイルをリストア(復旧)します。

- データのリストアの処理は、スケジューリングサービスを停止してから行ってください。スケジューリングサービスの停止/開始/再起動については、『よくある質問と答え(FAQ)』 を参照してください。
- 外部媒体などにバックアップしているデータを、上書きコピーする
- ファイル構成を確認し、バックアップしたディレクトリと同じ位置にデータを上書きコピーしてください。
- 「Office 7」にアクセスし、動作確認する
- バックアップした状態のデータに戻っているか、データの登録/変更が正常に行えるかどうかを確認してください。

- CD-Rなどからバックアップデータをリストアした場合は、ファイルの属性が「読み取り専用」になっている場合があります。 この場合は、ファイル名を右クリックし、プロパティの「全般」タブから属性の「読み取り専用」のチェックを外してください。
- 所有者:httpd起動ユーザー
- 所有グループ:root
- パーミッション:644
データベースを最適化する
データベースを最適化します。
- (インストールディレクトリ)/cb5/data配下に保存されているすべてのodbファイルを最適化します。
- 最適化を実行すると、肥大化した odb ファイルを整理して「Office 7」 の処理速度を改善することができます。

- データベースの最適化の作業は、データをバックアップしてから行ってください。
- 最適化処理は、「Administrator権限」(Linux環境の場合は、「root権限」)を持つユーザーで行ってください。
- メンテナンス時間中は最適化の処理を行うことができません。
- データの最適化の処理は、スケジューリングサービスを停止してから行ってください。スケジューリングサービスの停止/開始/再起動については、『よくある質問と答え(FAQ)』 を参照してください。
- スタートメニューから、プログラム⇒アクセサリ⇒コマンドプロンプトの順にクリックする
- ag.exe(cgi)が保存されているディレクトリまで移動する
- ag.exeが保存されているディレクトリについては、「サイボウズ(R) Office の実行環境の診断」画面のDir欄で確認できます。
- コマンドを実行する
-
最適化処理が実行されます。
> ag.exe(cgi) -x optimize -N