Linux 環境でのバージョンアップ
Linux 環境で「Office 7」にバージョンアップする手順を説明します。

- 旧製品から「Office 7」にバージョンアップした場合、ライセンス状態が試用版になります。改めてライセンスを登録してください。
- 旧製品から「Office 7」にバージョンアップしたときに、モバイルオプション(例:「Office 6 ケータイ」など)を使用している場合は、あわせてモバイルオプションを「Office 7 ケータイ」にバージョンアップしてください。

- バージョンアップ作業を行うと、「(CGIディレクトリ)/(インストール識別子)/cb5/page/backup」ディレクトリにバージョンアップ前の製品のテンプレートファイルを自動的にバックアップします。
最新版の「Office 7」にバージョンアップする
最新版の「Office 7」にバージョンアップします。
- インストール環境を確認する
- ユーザーの「Office 7」へのアクセスを一時的に中止する
-
データベースファイルの破損を防ぐために、「Office 7」でメンテナンス時間を設定するか、ユーザーから「Office 7」へのアクセスが行われない状態でバージョンアップを行ってください。
『管理者マニュアル』の「メンテナンス時間を設定する」
- 「Office 7」のデータファイルをバックアップする
-
バージョンアップの直前には必ず、データファイルのバックアップを行ってください。
バックアップの対象となるデータは、次のとおりです。
- (インストールディレクトリ)/cb5/data/
- (インストールディレクトリ)/cb5/file/
『管理者マニュアル』の「データをバックアップする」
- スーパーユーザーでログインする
-
su コマンドで、root 権限でログインします。(" -" を付けてください)
# su -
- ダウンロードした最新版のインストーラー「cbof7xjal.bin」を適当なディレクトリに保存し、そのディレクトリに移動する
- 例) /tmpにインストーラーを保存した場合
# cp cbof7xjal.bin /tmp
# cd /tmp
- インストーラー「cbof7xjal.bin」を実行する
-
# sh cbof7xjal.bin
- 日本語が表示されたら、「Y」を入力し、Enterキーを押す
-
「この日本語が正しく表示されている場合はYを入力してください。」の部分が文字化けしている場合は、英語表示モードでインストールしてください。「N」を入力してからEnterキーを押してください。
この日本語が正しく表示されている場合はYを入力してください。
If you cannot read the above Japanese text, type 'N'.
[Y] / [N]:
- EnterキーまたはSpaceキーを押して、製品の試用許諾契約書を確認し、同意する場合は「Y」を入力して、Enterキーを押す
-
試用許諾契約書に同意しない場合は、「N」を入力してからEnterキーを押して、インストールを中止します。
試用許諾契約書に同意しますか?
[Y](はい) / [N](いいえ):
- バージョンアップする製品のインストール識別子を入力し、Enterキーを押す
-
===================== インストール識別子の設定 =====================
この製品はすでにインストールされています。
すでにインストールされている製品のインストール識別子は次のとおりです。
cbag
同じ製品を新規にインストールする場合、異なるインストール識別子を設定してください。
バージョンアップまたはアンインストールする場合は、すでにインストールされている製品と同じインストール識別子を設定してください。
なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、「cbag」が設定されます。
[cbag]:
- 「1」を入力し、Enterキーを押す
-
=============== 操作の選択 ===============
この製品(インストール識別子)に実行する操作を選択してください。
1: バージョンアップする
2: アンインストールする
3: インストールを中止する
[1] / [2] / [3]:
- Webサーバーの実行ユーザー名を確認し、Enterキーを押す
-
通常は、Webサーバーの実行ユーザー名には「apche」を設定するため、何も入力せずEnterキーを押します。
Webサーバーの実行ユーザー名を変更する場合は、実行ユーザー名を入力し、Enterキーを押します。=============== Webサーバーの実行ユーザー名の設定 ===============
Webサーバーの実行ユーザー名を設定してください。
なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、「apache」が設定されます。
通常は変更する必要はありません。
[apache]:
- バージョンアップの設定を確認し、問題がなければ「Y」を入力してEnterキーを押す。
-
バージョンアップが始まります。
=============== インストールの設定の確認 ===============
インストールの設定を確認してください。
インストール識別子: cbag
CGIディレクトリ: /var/www/cgi-bin
ドキュメントルートディレクトリ: /var/www/html
WEBサーバーの実行ユーザー名: apache
スケジューリングサービスの起動/停止ファイル: /etc/rc.d/init.d/ofss_cbag
アンインストールの実行ファイル: /var/www/cgi-bin/cbag/uninstall_cbag
使用する製品
サイボウズ(R) Office 7 基本セット
サイボウズ(R) Office 7 ワークフロー
サイボウズ(R) Office 7 報告書
サイボウズ(R) Office 7 プロジェクト
この設定でインストールします。よろしいですか?
[Y](はい) / [N](いいえ):
- 動作を確認する
-
Webブラウザーを起動して「Office 7」にアクセスし、次の項目を確認してください。
- 正常に動作する
- バージョンアップ前のデータを、正常に閲覧/表示できる
- ログイン画面下部のバージョン番号が、最新のバージョンになっている
『ユーザーマニュアル』の「ログインする」
「サイボウズ AG」/「Office 6」から「Office 7」にバージョンアップする
「サイボウズ AG」/「Office 6」から「Office 7」にバージョンアップします。

- リモートサービスを使用している場合は、製品のバージョンアップ後にリモートサービス側の利用製品を再登録する必要があります。 製品のみバージョンアップすると、画像やアイコンが表示されなくなる場合があります。
- インストール環境を確認する
- 「サイボウズ AG」/「Office 6」のインストールディレクトリを確認する
-
インストールディレクトリは、「システム設定」の「サイボウズ(R)Office の実行環境の診断」画面で確認できます。
「Dir」欄に表示されるディレクトリが、「サイボウズ AG」/「Office 6」のインストールディレクトリです。『サイボウズAGシステム管理マニュアル』の「サイボウズ AGの実行環境の診断」
『Office 6 システム管理マニュアル』の「サイボウズ(R) Office の実行環境の診断」
- ユーザーの「サイボウズ AG」/「Office 6」へのアクセスを一時的に中止する
-
データベースファイルの破損を防ぐために、「サイボウズ AG」/「Office 6」でメンテナンス時間を設定するか、ユーザーから「サイボウズ AG」/「Office 6」へのアクセスが行われない状態でバージョンアップを行ってください。
『サイボウズAGシステム管理マニュアル』の「メンテナンス時間の設定」
『Office 6 システム管理マニュアル』の「メンテナンス時間の設定」
- 「サイボウズ AG」/「Office 6」のデータファイルをバックアップする
-
バージョンアップの直前には必ず、データファイルのバックアップを行ってください。
バックアップの対象となるデータは、次のとおりです。
- (インストールディレクトリ)/cb5/data/
- (インストールディレクトリ)/cb5/file/
- 「Office 7」を上書きインストールする
-
新規にインストールする場合と同様の手順 2 〜 8 を実行してください。
手順 7/8 では、「サイボウズ AG」/「Office 6」を使用している環境のインストール識別子/CGI ディレクトリを設定します。
- 「Y」を入力し、Enter キーを押す
-
指定したディレクトリには「サイボウズ(R) Office 6」または「サイボウズ(R) AG」がインストールされています。
サイボウズ(R) Office 7をインストールすると、これらの製品は使用できなくなります。
サイボウズ(R) Office 7をこのディレクトリにインストールしますか?
[Y](インストール) / [N](インストール識別子を変更) / [Q](インストールを中止):
- ドキュメントルートディレクトリ、使用するオプション製品、Web サーバーの実行ユーザー名を設定する
- 新規にインストールする場合と同様の手順 9 〜 13 を実行してください。
- 動作を確認する
-
Web ブラウザーを起動して「Office 7」にアクセスし、次の項目を確認してください。
- 正常に動作する
- バージョンアップ前のデータを、正常に閲覧/表示できる
- ログイン画面下部のバージョン番号が、最新のバージョンになっている
『ユーザーマニュアル』の「ログインする」
「Office 4」以前の製品から「Office 7」にバージョンアップする場合
「Office 4」以前の製品から「Office 7」にバージョンアップします。
「Office 4」以前の製品から「Office 7」にバージョンアップする場合は、いったん「Office 6」にバージョンアップしてから、「Office 7」にバージョンアップする必要があります。

- リモートサービスを使用している場合は、製品のバージョンアップ後にリモートサービス側の利用製品を再登録する必要があります。 製品のみバージョンアップすると、画像やアイコンが表示されなくなる場合があります。
- 「Office 4」以前の製品を「Office 6」にバージョンアップする
-
『Office 6 システム管理マニュアル』の「サイボウズ Office 4 以前の製品からのバージョンアップ」
- 「Office 7」にバージョンアップする