RSS 書き出しの詳細
「RSS の書き出し」を実行すると、RSS 通知の設定に従って、レコードの内容が RDF 形式で書き出されます。
RDF Site Summary (アスキーデジタル用語辞典より)
RDF(Resource Description Framework) Site Summary。WWW(World Wide Web)で用いられる技術の標準化を行う国際機関「W3C(World Wide Web Consortium)」が、2000 年 12 月に 1.0 が定められた XML(eXtensible Markup Language) 規格のひとつ。当該サイトに記述された文章の見出しやハイパーリンク、要約などを記述しておき、当該サイトの紹介を行うための規定。RSS を収集・管理することで、サイト全体を検索しなくても特定の志向にあったサイトのリンク集を作ることができる。
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RSS 通知設定で絞り込み設定をしていない場合は、すべてのレコードが表示件数設定分書き出されます。
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RSS 通知設定で絞り込み設定をしている場合は、その条件にあったレコードが表示件数設定分書き出されます。
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書き出す順番は、RSS 通知の設定で、記事の更新日時フィールドに指定したフィールドの昇順です。
書き出しの項目 |
内容 |
RSS |
通知のタイトル
通知への参照 URL
通知の説明
使用言語
通知の更新日時
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記事 |
記事のタイトル
記事への参照 URL
記事の要約
記事の更新日時
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その他 |
xml のバージョン (1.0)
使用文字コード (UTF-8)
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「サイボウズ デヂエ」でのアクセス権の設定は無視されます。
アクセス権の設定で参照できないライブラリやレコードでも、RSS 通知設定を行っている場合は、その内容が書き出されますので、注意してください。また、RSS 通知が削除された状態で、RSS 書き出し実行の URL に直接アクセスした場合などは、何も書き出されません。
書き出される RDF ファイルの書式は、以下のようになります。
このファイルの説明が書かれています。 |
<rdf:RDF> |
</rdf:RDF> まで、RSS で通知される情報が書かれています。 |
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<channel> |
</channel> まで、この RSS 通知についての基本情報が書かれています。 |
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<items> |
</items> まで、この RSS 通知に含まれる記事の情報が書かれています。 |
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<rdf:Seq> |
</rdf:Seq> まで、各記事の参照リンクの値が書かれています。 |
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</rdf:Seq> |
【!】<rdf:li rdf> は、記事の表示件数分繰り返します。 |
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</items> |
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</channel> |
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<item> |
</item> まで、各記事の詳細情報が書かれています。 |
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</item> |
<item> 〜 </item> は、記事の表示件数分繰り返します。
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</rdf:RDF> |
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RDF 形式で書き出されたファイルは、最初の 2 行で、そのファイルの内容を説明しています。
1 行目 |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
2 行目 |
<rdf:RDF
xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
xml:lang="ja">
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1 行目は、以下のことを示しています。
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このファイルが XML フォーマットであること
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使用している文字コードが UTF-8 であること
2 行目は、以下のこと示しています。
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このファイルが、RDF フォーマットであること
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言語として日本語を扱っていること
RSS についての情報を <channel> タグを使って表現します。ここで表示される内容は、RSS 通知の設定で、各 RSS 通知の「全体の設定」に対して指定された値を元に表示されます。
この通知内の記事の参照先 URL は、各記事の設定で、「参照先 URL」に指定したフィールドのレコード値が書き出されます。また、記事の数は、全体の設定に対する「表示件数」までとなり、記事の設定で「更新日時フィールド」に指定したフィールドの昇順で書き出されます。
<channel rdf:about="(現在アクセスしている URL)"/>
<title>"(「RSS のタイトル」に設定した値)"</title>
<link>"(「ホームページ URL」に設定した値)"</link>
<description>"(「説明文」に設定した値)"</description>
<dc:language>ja</dc:language>
<dc:date>"(この URL にアクセスした日時)"</dc:date>
<items>
<rdf:Seq>
<rdf:li rdf:resource="(この通知内の記事の参照先 URL)>/>
:
[表示件数分表示される]
:
</rdf:Seq>
</items>
</channel>
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記事の情報を- タグを使って表現します。ここで表示される内容は、RSS 通知の設定で、各 RSS 通知の「記事の設定」に対して指定された値を元に表示されます。
記事についての内容書き出し数は、全体の設定に対する「表示件数」までです。記事の設定で「更新日時フィールド」に指定したフィールドの昇順で書き出されます。
<itemrdf:about="(参照先 URL に指定されたフィールドのレコード値)">
<title>"(タイトルフィールドに指定されたフィールドのレコード値)"</title>
<link>"(参照先 URL に指定されたフィールドのレコード値)"</link>
<description>"(要約文フィールドに指定されたフィールドのレコード値)"</description>
<dc:date>"(更新日時フィールドに指定されたフィールドのレコード値)"</dc:date>
</item>
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- レコードの値が空の場合、RSS 書き出しでも値は空で書き出されます。
- レコードの値が「ERROR!」(自動計算、時間計算) の場合、またはフィールドが削除されている場合も、値は空で書き出されます。