アクセス権の設定
ライブラリ/高度な機能/フィールド/レコード一覧ビュー/フィールドレイアウト/絞り込み/レコードコメントに対して、アクセス権を設定します。
各アクセス権の初期設定では、全員が権限を持つ状態に設定されています。
ライブラリの各アクセス権を設定できるのは、そのライブラリのライブラリ管理者のみです。
なお、フォルダのアクセス権は、システム管理者が設定します。
ライブラリごとに、レコード登録者に許可するアクセス権、およびライブラリへのアクセス権を設定します。
- レコード登録者に許可するアクセス権
ライブラリへのアクセス権を設定する前に登録されているレコードについて、そのレコードの登録者が自分の登録したレコードを閲覧・編集・削除できるかどうかを設定します。
初期設定では、このアクセス権は「使用しない」設定 (閲覧・編集・削除は不可) になっています。この場合、レコード登録者のアクセス権はライブラリへのアクセス権に準じます。
また、ライブラリへのアクセス権がないユーザーの場合、自分が登録したレコードに対しては、レコード登録者に許可するアクセス権の設定が優先されます。
- ライブラリへのアクセス権
ユーザー/グループに対して、ライブラリの閲覧・編集・追加・削除権限を設定します。
初期設定では、「全員」にすべてのアクセス権が設定されています。
また、ライブラリ管理者に設定されているユーザーは、ライブラリへのアクセス権が設定されていない、またはライブラリへの閲覧権限が設定されていなくても、ライブラリの閲覧が可能です。
- ライブラリ管理者が「全員」に設定されている場合は、レコード登録者に許可するアクセス権およびライブラリへのアクセス権を設定しても、全員がライブラリの閲覧は可能な状態になっています。
レコード登録者に許可するアクセス権およびライブラリへのアクセス権を設定する場合は、あらかじめライブラリ管理者を「全員」以外に設定してください。
- ライブラリへのアクセス権が「全員」に設定されている場合は、レコード登録者に許可するアクセス権を設定しても、全員が閲覧・編集・削除が可能です。レコード登録者に許可するアクセス権を設定する場合は、ライブラリへのアクセス権を「全員」以外に設定してください。
- 「ライブラリ管理メニュー」画面で、左メニューから
[アクセス権の設定]を選択する
→ 「アクセス権の設定」画面が表示されます。
-
[ライブラリ]をクリックする
→ 「ライブラリへのアクセス権の設定」画面が表示されます。
- 目的のアクセス権を設定する
レコード登録者に許可するアクセス権、またはライブラリへのアクセス権を設定します。
「全員」にすべての権限が設定されていると、ユーザー/グループごとに設定したアクセス権は無効になります。ユーザー/グループにアクセス権を設定する場合は、「全員」の設定内容を変更するか、または削除してください。
「サイボウズ デヂエ」では、レコードが登録されると「レコード登録者」情報が記録されます。ただし、ログイン前ユーザーがレコードを登録した場合は、「レコード登録者」情報は空欄となります。
ライブラリ管理者は、レコード登録者に対して、本人が登録したレコードが閲覧・編集・削除する権限を設定できます。
初期設定では、ライブラリへのアクセス権が「全員」に閲覧・編集・追加・削除できる設定になっています。この状態でレコード登録者に対するアクセス権を設定しても有効になりません。
レコード登録者に対するアクセス権を設定する場合は、ライブラリへのアクセス権を「全登録ユーザー」または任意のユーザー/グループに設定してください。
また、レコード登録者に対するアクセス権を設定すると、レコードを登録していてもログイン前ユーザーの場合はライブラリにアクセスできなくなりますので、注意してください。
ライブラリ管理者は「レコード登録者」を変更できます。
レコード登録者を変更することで、登録するユーザーと管理するユーザーが異なる場合などに、アクセス権の設定をやりやすくします。
変更方法は以下のとおりです。
- レコード一覧画面で、
[閲覧]をクリックする
- 「登録者」フィールドの[変更する]をクリックする
- 「グループ選択」プルダウンメニューから、目的のユーザーの所属するグループを選択する
- 「レコード登録者」プルダウンメニューから、目的のユーザーを選択する
- をクリックする
ライブラリ管理者は、CSV ファイルを使ってレコード登録者情報を更新・追加することも可能です。
CSV 書き出しやレコードコピーなど、高度な機能を利用できるユーザー/グループを設定します。
以下の機能に対するアクセス権を設定できます。
- CSV ファイルへの書き出し
- 文字列置換
- レコードの一括削除
- 再ルックアップ
ルックアップ対象がない (ライブラリに「手動ルックアップ」フィールドが設定されていない) 場合は、
[再ルックアップ]は表示されません。
- XML 書き出し
初期設定では、「XML 書き出し」はメニューに表示されない設定になっています。
- レコードコピー
有効なレコードコピーの設定がない場合は、
[レコードコピー]は表示されません。
- 初期設定では、「全員」にアクセス権が設定されています。
- 高度な機能の利用権限があっても、カスタマイズのメニューの設定でツールメニューに表示されるように設定されていない場合は、ツールメニューに表示されません。
- 「アクセス権の設定」画面で、
[高度な機能]を選択する
→ 「高度な機能のアクセス権の設定」画面が表示されます。
- はじめてアクセス権を設定する場合は、アクセス権の一覧から「全員」を削除する
初期設定では、「全員」の利用権限が設定されています。[削除する]をクリックします。
→ 一覧から「全員」の設定が削除されます。
- プルダウンメニューから、目的のユーザーの所属するグループを選択する
※プルダウンメニューから、「(グループ一覧)」を選択し、グループを選択することもできます。
→ 選択したグループに所属するユーザーが下部のリストに表示されます。
- 右側のリストから、目的のユーザーを選択して反転表示させ、
をクリックする
→ 選択したユーザーが左側のアクセス権の一覧に追加されます。
初期設定では、すべての機能に利用権限が設定されています。
- 必要に応じて、権限の内容を編集する
目的のユーザー/グループの[編集する]をクリックする
→ 編集可能状態に切り替わります。
- 利用を許可する機能にチェックを入れる
-
をクリックする
→ 設定が反映されます。
- 続けてユーザー/グループを設定する場合は、手順 3. 〜 7. を繰り返します。
※一覧からユーザー/グループの設定を削除する場合は、目的のユーザー/グループの[削除する]をクリックするか、
すべてのアクセス権のチェックを外した状態で
をクリックします。
「全員」にすべての権限が設定されていると、ユーザー/グループごとに設定したアクセス権は無効になります。ユーザー/グループにアクセス権を設定する場合は、「全員」の設定内容を変更するか、または削除してください。
フィールドに対するアクセス権を設定します。
初期設定では、「全員」にすべての権限が設定されています。
- 「アクセス権の設定」画面で、
[フィールド]をクリックする
→ 「フィールドの設定」画面が表示されます。
- 目的のフィールドの[アクセス権]をクリックする
→ 「フィールドのアクセス権の設定」画面が表示されます。
- プルダウンメニューから、目的のユーザーの所属するグループを選択する
※プルダウンメニューから、「(グループ一覧)」を選択し、グループを選択することもできます。
→ 選択したグループに所属するユーザーが下部のリストに表示されます。
- 右側のリストから目的のユーザーを選択して反転表示させ、
をクリックする
→ 選択したユーザーが左側のアクセス権の一覧に追加されます。
初期設定では、すべての権限が設定されています。
- 必要に応じて、権限の内容を編集する
目的のユーザー/グループの[編集する]をクリックします。
→ 編集状態に切り替わります。
- 設定するアクセス権にチェックを入れる
-
をクリックする
→ 設定が反映されます。
※「編集」にチェックを入れた場合は、自動的に「閲覧」権限も設定されます。
- 続けてユーザー/グループを設定する場合は、手順 2. 〜 7. を繰り返す
※一覧からユーザー/グループの設定を削除する場合は、目的のユーザー/グループの[削除する]をクリックするか、
すべてのアクセス権のチェックを外した状態で
をクリックします。
「全員」にすべての権限が設定されていると、ユーザー/グループごとに設定したアクセス権は無効になります。ユーザー/グループにアクセス権を設定する場合は、「全員」の設定内容を変更するか、または削除してください。
レコード一覧ビューを利用できるユーザー/グループを設定します。
初期設定では、「全員」が利用可能な状態に設定されています。
レコード一覧ビューのアクセス権は、「(すべて)」にも設定できます。ライブラリ管理者の場合は、「(すべて)」に対するアクセス権が設定されていなくても閲覧は可能です。
- 「利用可能なユーザー/グループ」リストに「全員」が設定されていると、リストにユーザー/グループが設定されていても全員が利用可能な状態になります。
利用可能なユーザー/グループを制限する場合は、必ず「利用可能なユーザー/グループ」リストから「全員」を削除してください。
- アクセス権の設定によっては、デフォルトビューが正しく表示されないことがあります。注意してください。
レコード閲覧形式のレコード一覧ビューを利用する場合は、レコード一覧ビューのアクセス権だけでなく、使用しているフィールドレイアウトのアクセス権が許可されているものだけが使用可能となります。
フィールドレイアウトを利用できるユーザー/グループを設定します。
初期設定では、「全員」が利用可能な状態に設定されています。
フィールドレイアウトのアクセス権は、「(すべて)」にも設定できます。ライブラリ管理者の場合は、「(すべて)」に対するアクセス権が設定されていなくても閲覧は可能です。
- 「利用可能なユーザー/グループ」リストに「全員」が設定されていると、リストにユーザー/グループが設定されていても全員が利用可能な状態になります。
利用可能なユーザー/グループを制限する場合は、必ず「利用可能なユーザー/グループ」リストから「全員」を削除してください。
- アクセス権の設定によっては、デフォルトビューが正しく表示されないことがあります。注意してください。
絞り込みを利用できるユーザー/グループを設定します。
初期設定では、「全員」が利用可能な状態に設定されています。
絞り込みのアクセス権は、「(すべて)」にも設定できます。ライブラリ管理者の場合は、「(すべて)」に対するアクセス権が設定されていなくても閲覧は可能です。
- 「利用可能なユーザー/グループ」リストに「全員」が設定されていると、リストにユーザー/グループが設定されていても全員が利用可能な状態になります。
利用可能なユーザー/グループを制限する場合は、必ず「利用可能なユーザー/グループ」リストから「全員」を削除してください。
- アクセス権の設定によっては、デフォルトビューが正しく表示されないことがあります。注意してください。
レコードコメントに対する閲覧・登録権限を、ユーザー/グループごとに設定します。
初期設定では、「全員」にすべての権限が設定されています。
- 「アクセス権の設定」画面で、
[レコードコメント]を選択する
→ 「レコードコメントの設定」画面が表示されます。
「●レコードコメントのアクセス権の設定」に、現在設定されているアクセス権の一覧が表示されます。
初期設定では、「全員」にすべての権限が設定されています。
- プルダウンメニューから、目的のユーザーの所属するグループを選択する
※プルダウンメニューから、「(グループ一覧)」を選択し、グループを選択することもできます。
→ 選択したグループに所属するユーザーが下部のリストに表示されます。
- 右側のリストから目的のユーザーを選択して反転表示させ、
をクリックする
→ 選択したユーザーが左側のアクセス権の一覧に追加されます。
初期設定では、すべての権限が設定されています。
- 必要に応じて、権限の内容を編集する
目的のユーザー/グループの[編集する]をクリックします。
→ 編集可能状態に切り替わります。
- 設定するアクセス権にチェックを入れる
-
をクリックする
→ 設定が反映されます。
※「登録」にチェックを入れた場合は、自動的に「閲覧」権限も設定されます。
- 続けてユーザー/グループを設定する場合は、手順 2. 〜 6. を繰り返す
※一覧からユーザー/グループの設定を削除する場合は、目的のユーザー/グループの[削除する]をクリックするか、
すべてのアクセス権のチェックを外した状態で
をクリックします。
「全員」にすべての権限が設定されていると、ユーザー/グループごとに設定したアクセス権は無効になります。ユーザー/グループにアクセス権を設定する場合は、「全員」の設定内容を変更するか、または削除してください。
レコード一覧画面と「フィールドレイアウト」が設定された画面を最初に開いたときは、デフォルトビューで設定されている「レコード一覧ビュー」「絞り込み」「フィールドレイアウト」が選択されます。
ただし、デフォルトビューで設定されている「レコード一覧ビュー」「絞り込み」「フィールドレイアウト」のアクセス権がない場合、以下の順番で採用されます。
例) 「レコード一覧ビュー」のアクセス権がない場合
- デフォルトビューで設定されているレコード一覧ビュー
↓
- (すべて)
↓
- 「レコード一覧ビューの設定」画面での並び順で上から採用される
絞り込みおよびフィールドレイアウトについても、同様の順番で採用されます。
選択可能なレコード一覧ビューがない場合、エラーメッセージが表示されます。