ライブラリ情報の外部ファイルへの入出力
「サイボウズ デヂエ」では、ライブラリ情報を DBM ファイル/CSV ファイル/XML ファイルへ書き出したり、CSV ファイルからライブラリ情報を読み込んで、既存のライブラリに追加することができます。
- DBM ファイルとは
「サイボウズ デヂエ」独自のファイル形式です。ライブラリ作成時に、1 ライブラリにつき 1DBM ファイルが作成されます。
- CSV ファイルとは
レコードデータをコンマ (,) で区切るファイル形式です。対応しているアプリケーション上で、データ編集が可能です。
- XML ファイルとは
シンプルなフォーマットで文書構造を記述でき、独自にタグを定義できる言語で書かれたファイルです。「サイボウズ デヂエ」のライブラリの情報、フィールドのタイプ、フィールド値を書き出すことができます。
ライブラリ管理者による読み込み条件は、以下のとおりです。
- DBM ファイル/CSV ファイルが 10 レコード以下のライブラリの場合
- 読み込むライブラリが仮運用のとき、ファイルを読み込んだ後のレコード数の合計が 10 レコード以下の場合
11 レコード以上のファイルを読み込む場合、または仮運用ライブラリに読み込んだ結果が 11 レコード以上になる場合は、DBM ファイル/CSV ファイルを読み込むことができません。システム管理者またはライブラリ作成権のあるユーザーに依頼してください。
ライブラリ情報を DBM 形式で書き出します。
書き出した DBM ファイルの内容は編集できません。書き出したライブラリ情報を編集する場合は、
CSV ファイルを利用します。
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「ライブラリ管理メニュー」画面で、左メニューから
[ライブラリの入出力、削除]を選択する
→ 「ライブラリの入出力、削除」画面が表示されます。
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[DBM ファイル (*.dbm) への書き出し]をクリックする
→ 「DBM ファイル (*.dbm) への書き出し」画面が表示されます。
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[(ライブラリ名) .dbm]または[(ライブラリ ID) .dbm]のどちらかをクリックし、ファイルをディスクに保存する
- DBM ファイルのファイル名は「(ライブラリ名) .dbm」となり、ライブラリ名がファイル名として使用されます。そのため、ライブラリ名に日本語を使用している場合は、ファイル名も日本語となり、正常にダウンロードできない場合があります。
正常にダウンロードできない場合は、「(ライブラリ ID) .dbm」をダウンロードしてください。ファイル名が異なるだけで、ファイルの内容は同じです。
- ファイルフィールドに添付されているファイルについては、ファイル名のみが書き出されます。添付ファイル自体を書き出すことはできません。
ライブラリ情報を CSV ファイルから読み込み、既存のライブラリに追加します。レコードを一括で登録/変更できます。
既存のライブラリのフィールドの並び順と、読み込む CSV ファイルの項目の並び順が揃っていない場合は、正常に読み込まれません。読み込み作業の前に、CSV ファイルの項目を必ず確認してください。
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レコード情報のうち、「更新者」「登録日時」「更新日時」の内容は修正できません。そのため、CSV ファイルにこれらの情報が含まれていても、上書きされません。
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「更新者」には、CSV ファイルを読み込んだユーザーが設定されます。ログイン前ユーザによって CSV ファイルが読み込まれた場合は、空欄になります。
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「登録者」フィールドに、「サイボウズ デヂエ」にユーザー登録されていない名前があっても、読み込みは可能です。
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「レコード登録者に許可するアクセス権」を利用している場合、レコード登録者が「サイボウズ デヂエ」に登録されているユーザー名と完全一致した場合のみ、権限が有効となります。CSV ファイルから「登録者」を読み込む場合は、注意してください。
例)
ユーザー登録でのユーザー名 : 山田 太郎 (半角スペース)
CSV ファイルでのユーザー名 : 山田 太郎 (全角スペース)
↑
この場合、別のユーザーとみなされるため、権限は無効となります。
読み込んだ情報は、既存のデータに上書きまたは追加されます。
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上書きされる場合
読み込むフィールドに「レコード番号」が指定されており、読み込む CSV ファイルのレコード番号が既存のデータと一致している場合
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追加される場合
- 読み込むフィールドに「レコード番号」が指定されており、読み込む CSV ファイルのレコード番号が既存のデータと一致しない場合
- 読み込むフィールドにレコード番号を指定せず、読み込む CSV ファイルにレコード番号がない場合
レコード番号が設定されていないレコードには、レコード番号が自動採番されます。
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CSV ファイルは、上位にあるデータから順に採番されます。
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読み込み先のライブラリに既存のレコードデータが存在する場合は、その中で最大のレコード番号値に 1 を足した数から順に自動採番されます。
読み込むフィールドに「レコード番号」が指定されている場合でも、レコード番号が設定されていないレコードについてはレコード番号が採番され、追加されます。
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CSV ファイル読み込み後、はじめに表示したレコード一覧画面では、採番されたレコード番号の降順に表示されます。
ライブラリ情報を CSV 形式で書き出します。
ライブラリに登録されているデータを XML 形式で書き出します。
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レコード一覧画面または検索結果の画面で、以下のどちらかを実行する
- ツールメニューから
[XML 書き出し]をクリックし、表示された結果をファイルに保存する
- ツールメニューから
[XML 書き出し]を右クリックし、リンク先をファイルに保存する
※XML 書き出し機能にアクセス権がない場合、またはカスタマイズのメニューの設定で表示するように設定されていない場合、
[XML 書き出し]は表示されません。
→「db (ライブラリID) .xml」ファイルが、指定した場所に格納されます。
xml 書き出しの前に検索/絞り込みを実行すると、抽出結果のみを出力できます。
XML ファイルには、DTD ファイルの格納先 URL が記録されています。そのため、XML ファイルを書き出した後に、サーバー移行などで参照先が変更されると、タグを正しく解釈できなくなります。ご注意ください。
- DTD ファイルは、「(ホームディレクトリ)\cbdb」以下に格納されます。
DTD は「Document Type Definition」の略で、書き出された XML ファイルのタグを解釈するためのファイルのことです。
- XML ファイルに記録される DTD ファイルの URL は、以下のとおりです。
http:// (サーバーの IP アドレスまたはサーバー名) /cbdb/dezie40-20031014.dtd