2009年春に発売する「サイボウズ Office 8」と「サイボウズ デヂエ 8」。製品発売までの間、開発者担当者が順番にこだわりの"8"新機能を、紹介していきます。
第五回は「サイボウズ デヂエ 8」のプロダクトマネージャー勝畑にインタビューした。
プロダクトマネージャーとは開発企画からメンテナンスまで製品全体の責任者としてあらゆる仕事を取り仕切る立場である。
2年間バージョンアップを行っていなかったので、お客様から数多くのご要望をいただいておりました。それらのご要望をできるだけ取り入れたいという気持ちが第一にありましたね。
また、「デヂエ」をより多くのお客様に使っていただきたいという思いから、今回は「Office 8」との連携を強化しています。
リレーションの拡張として、関連づけるライブラリへのリンク機能を搭載いたしました。
たとえば「顧客情報」と「売上管理」や「顧客情報」と「クレーム管理」など、ひとつのデータから枝分かれして派生する情報を連動できるようになります。
はい。ライブラリ間の連携はお客様からのご要望でも多くいただいていた部分でした。しかしそれぞれのご要望は少しずつ違っていて、どう実現するかかなり悩みました。正直なところ実装できるかぎりぎりだったのですが、開発責任者の門屋が最後までこだわりを持って開発し完成いたしました。
少し高度な機能となりますが、とても便利に使っていただける機能なのではと思います。
レコードの登録・閲覧画面に区切り線や文字を追加できるようになったことですね。
これまでレコードの登録画面の自由度が低く、利用者が使いやすい画面にするためには、かなり工夫が必要でした。
今回、区切り線やスペース、文字などを自由に配置出来ることで、アンケートなどの入力画面を見やすく配置できるようになりました。
印刷時のレイアウトについては、かなり多くの
ご要望をいただいておりました。
今回「デヂエ 8」から直接印刷する機能ではないのですが、書式やレイアウトを維持したままExcel形式で出力する機能を追加いたしました。
この新機能で画面の設計を生かした印刷が行いやすくなったのではないかと思います。
「デヂエ 8」は本当に便利なソフトなので、より多くのお客様に使っていただきたいですね。「Office 8」との連携を強化したことで、今まで「デヂエ」を知らなかった方にもこんなソフトがあったのかと喜んでいただけたら嬉しいです。